便潜血陽性の患者様へ。大腸がん予防のために。
便潜血陽性が一度でも出た方は、一度は大腸カメラを受けましょう!
大腸がんの予防につながります。
皆様、こんにちは。くれクリニックです。
本日は「便潜血」についてお話ししたいと思います。
「便潜血で大腸がんがわかるの?」「便潜血陽性だけど、様子を見ても大丈夫?」「大腸がんが心配です」という疑問をお持ちの方に、わかりやすくお答えします。
便潜血検査で大腸がんがわかるの?
便潜血検査では「大腸がんがわかることもある」というのが正しい表現です。
便潜血検査は便に含まれる血液を検出する検査ですが、出血する原因は大腸がんだけではありません。痔や炎症、憩室出血など、さまざまな原因が考えられます。
つまり、便潜血が陽性でも必ずしも大腸がんとは限らないのです。
一方、出血しない大腸がんもあるため、便潜血が陰性だからといって安心はできません。どんな検査でも100%の正確さはありませんが、それでも早期発見の手助けにはなります。
なぜ便潜血検査を行うの?
便潜血検査は、大腸カメラよりも非常に簡便に大腸がんの可能性を確認することができます。こういった簡便で広い患者様に受けていただける検査を「スクリーニング検査」といいます。国民の方々を便潜血検査でふるいをかけるイメージで、より効率的に大腸がんの早期発見につながります。
実際に便潜血検査を行うことで、大腸がんの死亡率や罹患率が低下したというデータがあります(参考:https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/8777.html)。
便潜血陽性が出た方は大腸カメラを受けましょう!
便潜血検査で陽性反応が出た場合、大腸がんの可能性が高いと考えられます。血便の原因が大腸がんなのか、他の原因なのかを判断するためには、大腸カメラで直接確認する必要があります。
もし大腸がんを放置してしまうと、転移や腸閉塞など、重大な疾患につながるリスクがあります。
大腸カメラに抵抗がある方もいらっしゃるかと思いますが、当院では経験豊富な消化器専門の医師が検査を担当し、鎮静剤を使用するため、リラックスして受けていただけます。
ぜひ一度、新宿区周辺で大腸にお悩みの方は大腸カメラを検討してみてください。ご相談や予約についてはいつでもお気軽にお問い合わせください!